【タイムマシン・2】この子はダ〜〜レ? 「茶髪のサウスポーはのちに世界メダリスト!」

【悩みを自信に変えろ!】10. フォアハンドが苦手です……
【勝つためのポジティブ思考法】
〈第10回〉卓球王国2021年10月号掲載

Text by
高島規郎Norio Takashima
フォアハンドは卓球の中で最も威力を出せる「花形」とも言えるテクニックだ。しかし、打ち方が定まっていないためにミスが多くなったり、威力を出せずに悩んだりする選手も多い。今回は、フォアハンドに自信の持てない人のための改善法を紹介しよう。
〈今回の悩み〉
フォアハンドが苦手です……
CHANGE 1:ラケット角度とスイング方向
根本的に、卓球は相手コートにボールが入りさえすれば、最初はそれでOKなスポーツだ。そして、ボールが入るかどうかに最も大きく関わっているのは、ラケット角度とスイング方向である。フォアハンドが苦手な選手は、まずここから改善していこう。
ラケット角度とスイング方向を調整する際には、いきなり相手コートの狙いどころを見据えてドンピシャでボールを入れようとするのではなく、ネットの上に目標を作ると良い。
注目すべきは、自分が打ったボールがネットの上をどのくらいの高さで越えたら相手コートに入るのか、という部分だ。安定して入る高さを発見したら、その高さで安定してネットを越させるように、繰り返し練習する。そして、その時のラケット角度とスイング方向を覚えていくのだ。