【ワールドニュース】2025年度ナショナルチーム、新体制で始動。パートナー・サプライヤーも発表

岸川聖也 日本男子代表・新監督に聞く【日本の強化】「世界で勝つための日々を過ごす」
卓球王国2025年6月号掲載
Interview by
今野昇Noboru Konno
日本代表は最初から世界に目を向けて、世界で勝つために日々を過ごすことが大事だと思います

次のオリンピックでは全種目でメダル獲得のできるチームを作っていく。それが監督としての使命です
4月1日から日本男子代表監督に就任した岸川聖也。 2002年、中学時代からドイツへ卓球留学し、合計9シーズンにわたってドイツ・ブンデスリーガでプレーしたプロフェッショナル。世界選手権では団体で4個、男子ダブルスと混合ダブルスで3個のメダルを獲得し、2012年ロンドン五輪のシングルスではベスト8に進出した実績を持つ。 37歳の若き監督はその豊富な国際舞台での経験を選手たちにどう伝えていくのだろう。
●─今回の監督就任、どんな気持ちでしょうか。
岸川 前任の田㔟(邦史)監督が継続すると思っていたために、心の準備もないまま、「大丈夫だろうか」という気持ちも正直ありました。NT(ナショナルチーム)のコーチはある程度長く経験していますが、監督の仕事というのは全く別のものです。選んでいただいたのはうれしいことで、監督をやりたい気持ちもあったし、「挑戦しよう」という気持ちにはなりましたが、難しい決断でした。