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【今枝流 勝者の思考学】第8回「いかにして大会に向けて状態の波を持っていくか」

卓球王国2024年12月号掲載

 選手として全日本チャンピオン、世界選手権日本代表の経歴を持ち、指導者としてもインターハイ学校対抗で8連覇を達成した愛工大名電高・今枝一郎監督。その今枝監督に選手、指導者としての多くの経験を踏まえた「勝つための考え方」を語ってもらう。

●今枝一郎(いまえだ・いちろう)
1974年11月6日生まれ、愛知県出身。全中・インターハイ・全日本ジュニア・全日学でシングルスを制し、1994年には全日本選手権シングルスで優勝。日本代表として2度世界選手権に出場。引退後は母校・愛工大名電高で監督を務め、インターハイ学校対抗8連覇、高校選抜7連覇

選手をしっかり見て、大会に状態の波を合わせる

 前回は「チーム」がテーマでしたが、今回は指導者として目標とする大会に向かって、どうチームを見ていくのかについて話していきたいと思います。

 まず、前回も触れましたが、チームというのは生き物。毎年選手が入れ替わり、メンバーの性格や考え方も違っていて、時期や状況によっても変化が生まれます。

 そのため、叱咤激励してまとまっていくのか、気分を乗せて状態を上げていくのかなど、大会に向けたアプローチもその時々で変わってきます。

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