【アーカイブ/Another Story】若宮三紗子/日本代表の引退を決心。難病SLEの告白

【悩みを自信に変えろ!】17. 試合中に考えが飛んでしまう……
【勝つためのポジティブ思考法】
〈第17回〉卓球王国2022年5月号掲載

Text by
高島規郎Norio Takashima
試合中、どうプレーすれば点数が取れるのか、どのような作戦を使えば対戦相手を攻略できるのかがわからなくなり、思考が停止してしまう──そのような経験のある選手は少なくないはずだ。今回は、そういった事態を防ぐために必要なことを考えていこう。
〈今回の悩み〉
試合中に考えが飛んでしまう……
CHANGE 1:対戦相手を事前に研究しておく
勝負事において最も大事なのは、事前に対戦相手の研究をしておくことだ。試合中に考えが飛んでしまうという選手は、この部分に抜かりがあることが多い。
どのようなサービスを出してくるのか。逆に、どういったレシーブをしてくるのか。フォアハンドの攻撃はどういった打法で、どのくらいの威力か。バックハンド系の技術にはどういった特徴があるか。台上技術のバリエーションをどのくらい持っているか、チキータなどもしてくるのか。