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【悩みを自信に変えろ!】20. ドライブの回転がかかりません……

【勝つためのポジティブ思考法】

〈第20回〉卓球王国2022年8月号掲載

パリ五輪のメダリスト、フェリックス・ルブランのドライブ

Text by

高島規郎Norio Takashima

 一生懸命スイングしても、なかなかドライブの回転がかからない。回転をかけたいのに、どうしてもボールをたたいて弾くように打ってしまう。ドライブの回転量が少なくて簡単に返球される……そのようなドライブの回転不足という悩みの解消法を考えてみよう。

〈今回の悩み〉

ドライブの回転がかかりません……

CHANGE 1:対下回転から始め、かける感覚を習得

 ドライブ打法を大きく分けると、ボールを下から上にこすり上げるループドライブと、後ろから前にこすっていくスピードドライブの2種類がある。
 回転をうまくかけられないタイプの選手は、まず多球練習で下回転のボールを出してもらい、上方向にスイングして回転をかけるループドライブから練習していくと良い。下回転のボールをドライブすると、中途半端なスイングではボールがネットを越えないため、しっかりスイングする習慣がつき、「自分でボールに回転をかけている」という実感がより強く得られるからだ。
 対下回転のループドライブのコツは、打球面をほぼ垂直に立て、ラケットを一度下方向へ下ろしたところから思い切り振り上げていくこと。
 その際、インパクトの時に打球面のラバー上部でとらえたボールを、そのままラバー下部までグーッと食いつかせたまま転がすイメージで回転をかける。もちろん実際はそのようなことは無理なのだが、そのようなイメージを持つことが強いドライブ回転をかける感覚の獲得につながるのだ(図1)。

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