ロゴ画像
卓球王国PLUS > 読み物+ > 【悩みを自信に変えろ!】21. 相手の回転に負けてしまいます……
記事見出し画像

【悩みを自信に変えろ!】21. 相手の回転に負けてしまいます……

【勝つためのポジティブ思考法】

〈第21回〉卓球王国2022年9月号掲載

相手の回転に打ち負けない馬龍(中国/五輪金メダリスト) 2016年リオ五輪 PHOTO ITTF

Text by

高島規郎Norio Takashima

 相手のドライブやサービスなど、強い回転のボールや、回転に変化のついたボールが来ると、うまく対処できずにミスを連発してしまう……今回は、そういったタイプの選手に足りない技術や考え方を分析し、回転を恐れなくなる方法を考えていこう。

〈今回の悩み〉

相手の回転に負けてしまいます……

CHANGE 1:相手ボールと同じ回転で返球する

 回転が苦手な人は、まずボールの回転をトップスピン(前進回転、上回転)とバックスピン(後進回転、下回転)の2種類に分けて考えよう。横回転はひとまず考えないようにして、縦(上下方向)の回転だけに意識を集中させる。
 そのうえで、相手から来たボールが上回転であれば、自らも上回転にして相手コートへ返す。下回転であれば、下回転にして返す。上にも下にも回転がかかっていないナックル(無回転)性のボールであれば、こちらも回転をかけずナックルで返球する……。
 この「相手ボールと同じ種類の回転で返す」というやり方が、最も簡単で確実なリターンの方法である。ドライブに対してはドライブをかけ返し、ツッツキ・カット系はツッツキやカットで合わせ、スマッシュで打たれたボールはスマッシュで打ち返す。
 最初のうちは、回転を見間違えたりラケット操作を誤ったりしてミスになることもあるが、「よく見て合わせる」という作業を何度も繰り返し経験を積めば、だんだん回転に応じた返球方法がわかるようになってくる。
 特に初中級者のうちは、回転を見極める目の力と、丁寧なボールタッチを身につける意味で、回転に逆らわないリターンを心がけよう。

卓球王国PLUS有料会員になると続きをお読みいただけます

卓球王国PLUS有料会員は月額440円/税込。
登録すると「卓球王国PLUS」の記事をすべて閲覧できます。
退会はいつでも簡単にできます。