THE FINAL 2025 篠塚大登「優勝できる力をつけて、また来年この場所に戻ってきたい」

[ようこそ卓球地獄へ/妄想卓球スパーク!] 卓球選手のメガネ
卓球王国ブックス「ようこそ卓球地獄へ」<第3章 妄想卓球スパーク!>より <その23>

Text & Illustration by
伊藤条太Jota Ito
卓球選手のメガネ率の高さでは日本はダントツで世界一であるが、その理由は明らかである。ボールの見すぎだ
2009年までの85年間の世界選手権の歴史の中で、メガネをかけて男子シングルスの世界チャンピオンになった選手は4人しかいない。チェコスロバキアのコラー(1936年)、佐藤博治(1952年)、伊藤繁雄(1969年)、河野満(1977年)だ。男子ダブルスではさらに少なく、アメリカのシフ(1938年)と木村興治(1961年)だけである。日本には他にも、成田静司、井上哲夫、前原正浩、五藤ひで男、今枝一郎といったメガネをかけた代表選手がいたが、他国でメガネをかけた有名選手と言えば1969年に伊藤繁雄と決勝を争ったドイツのシェラーぐらいしかいない。