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【団体戦の戦い方〈後編〉】中学・高校のチーム作りとオーダーについて(1) 村田充史監督に聞く

卓球王国2025年7月号掲載

「団体戦の勝ち方、とりわけオーダーについては、高校卓球界で村田の右に出るものはいない」。多くの指導者からそう評されている村田充史監督。「勝って当たり前」という重圧の中、連覇を続ける四天王寺中・高の「団体戦の戦い方」を紹介する。

村田充史[四天王寺高監督・インターハイ女子学校対抗10連覇]

●むらた・あつし

1975年12月13日生まれ、京都府出身。東山高から青山学院大に進学し、大学卒業後は青年海外協力隊としてエジプトに赴任。帰国後、四天王寺高の大嶋雅盛監督に見出されて、四天王寺中・高の指導に就く。選手個々の能力を活かした指導、団体戦のオーダーのうまさに定評がある

POINT●その1

団体戦で勝つための多様な戦型の重要性 ─「対戦相手がどう思うか」という視点からメンバー構成を考える─

 私は団体戦で勝つためには、さまざまな戦型のメンバーでチームを構成することが重要だと考えています。

 右利きの両面裏ソフトのドライブ型だけではなく、左利きの両面裏ソフト、左利きでバック面に表ソフトなどを使う異質攻撃型、カット型など、多様な戦型の選手がいるチームのほうが団体戦では有利になります。そういったことを踏まえたチーム作りでは、スカウトの段階から戦型の多様性を考えています。

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