現役引退インタビュー「万感の想い」:山本勝也「卓球がぼくを変えてくれて、人生を豊かにしてくれました」

[ようこそ卓球地獄へ/妄想卓球スパーク!] 卓球商品のアイディア
卓球王国ブックス「ようこそ卓球地獄へ」<第3章 妄想卓球スパーク!>より <その25>

Text & Illustration by
伊藤条太Jota Ito
まずはスイングスピード測定機だ。ある程度年季の入った卓球愛好者なら、昨今の年少者たちのボールのスピードには呆れている
卓球商品のアイディアについて真面目に考えてみたので、特に卓球用具メーカーの方々は心して読んでほしい。
まずはスイングスピード測定機だ。ある程度年季の入った卓球愛好者なら、昨今の年少者たちのボールのスピードには呆れていることと思う。こちらは大の大人が全身を使って一生懸命ドライブをしているというのに、未だに下回転はロクに持ち上がらないし、入っても遅いし回転もない。これ以上、何をどうしたらよいのかわからないとノイローゼ気味になっている愛好者が目白押しのことと思う。しかるに、トップクラスの小中学生たちのボールたるや、明らかに我々よりも速いし回転もかかっているではないか。
いくらなんでも筋力は我々の方が勝っているだろうし、もちろんリーチだって長い。それでどうしてそんなに威力が違うのか納得がいかないではないか。しかし、スイングスピードを測定して、その差が明確になれば、これはもう納得するしかない。おじさんたちを納得させるためにも、ぜひともスイングスピード測定機を作ってほしい。