現役引退インタビュー「万感の想い」:山本勝也「卓球がぼくを変えてくれて、人生を豊かにしてくれました」

【愛すべき我がチーム】初出場で見事ベスト8。長崎県の北のはずれにある市立中学校が見せた快進撃
今春の全国中学選抜大会(3月29〜30日/富山)で、初出場ながらベスト8入りした長崎の志佐中学校。田舎の普通の中学校が全国で躍動した舞台の裏側を、コーチの益本理広さん(長崎県立大2年)が語ってくれた。
私たちの志佐中学校は、長崎県北部の松浦市にある全校生徒約200人の小さな市立中学校です。松浦市は人口
2万人弱の田舎ですが、海がキレイでアジの漁獲量は日本一。近年は「アジフライの聖地」として売り出しています。元寇の時の歴史遺構などもあり、いいところですよ。
そんな志佐中の卓球部が、先日初めて全国大会(全国中学選抜)に出場しました。1月の県予選を勝ち抜いて出場が決まった時から、「自分たちが全国に行ける!」という、楽しい雰囲気で練習していましたね。あまり緊張はなかったです。
ちなみにウチは県内でも北の端にあるので練習試合などがほとんどできず、だいたい自分たちだけで練習しています。学校の練習が週5日で、そのほかはそれぞれのメンバーが所属する市内のクラブチームで活動。全国選抜の前も特別なことはせず、ほぼふだんどおりの練習でした。