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【記者席からの目線】「フレキシブル」の功罪 五輪のトレンドに思う

記者席からの目線

卓球王国2025年7月号掲載

Text by

稲垣康介(朝日新聞編集委員)Kosuke Inagaki

東京2020五輪卓球競技では混合ダブルスが初採用。同種目で水谷隼/伊藤美誠が金メダルに輝いた

 英語でflexible。

 カタカナなら「フレキシブル」。近年は日本のビジネスシーンでも使われる頻度が増えてきた。「柔軟な」「弾力的な」といった意味合いを持つ言葉だ。

 近年、国際オリンピック委員会(IOC)では、このフレキシブルがキーワードとして定着した。

 例えば、五輪の開催都市の選定方法。五輪憲章では「開催する7年前に大会を開く都市を決める」と規定されていたが、2019年にこの伝統を撤廃した。

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