
出澤杏佳、性格と戦型の奇跡のマッチング。「一生懸命やったら想像もしていないものが待っている」
卓球王国PLUS独占インタビュー 出澤杏佳(レゾナック)
ひたむきに卓球の道を走り続ける出澤杏佳。
専修大時代に二度の学生チャンピオンになり、レゾナック入社後の初の日本リーグ・ビッグトーナメントでは単複で優勝するなどの華々しい社会人デビューを飾った。
フォア表ソフト、バック粒高という特異な戦型ではあるが、単に用具に頼るプレースタイルではなく、唯一無二の存在として個性を輝かせている。じっくりと彼女の卓球への向き合い方を聞いてみよう。

戦型もユニークだけど、私の性格もユニークなので、奇跡のように戦型と私のマッチングは合っていたんです
Interview by
[出澤杏佳/いでさわ・きょうか]
2002年6月28日生まれ、茨城県出身。大成女子高時代の2019年に全日本ジュニアで優勝。専修大に進学後は全日本大学総合選手権(個人の部)女子シングルスで4年連続で決勝へ進み、大学3・4年時に2連覇を達成。2023年にワールド・ユニバーシティ・ゲームスで女子シングルス準優勝、2024年にWTTフィーダー ビラ・ノバ・デ・ガイア女子シングルス優勝など、国際大会でも活躍を見せる。4月からレゾナックに加入し、日本リーグ選手権・ビッグトーナメントで単複二冠に輝いた。
私、めちゃくちゃ質問するんです。まずアドバイスを聞いて、自分でやってみて、わからないことがあったら質問をします
●-大学を卒業してすぐの4月の日本リーグ・ビッグトーナメントで優勝しました。今回は昔からの話を聞かせてください。
出澤 お願いします。先日の「これダレ?」で登場させていただいてありがとうございました。家族や大学の後輩たちとみんなで笑いながら見てました(笑)。
●-昔の写真を見ると、顔や髪型はほぼ同じなのに、当たり前だけど体つきがすごく変わりましたね。
出澤 すごくゴツくなりました。小さい頃は体が細すぎました。中2から体重が10キロ増えて、それは筋肉ではなかったんですけど(笑)、このままだとまずいと思ってトレーニングを始めて、ご飯もたくさん食べるので体が大きくなっていきました。大学になってからはウエイトトレーニングも定期的にやってました。私、めちゃくちゃ食べるんですよ。