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【悩みを自信に変えろ!】23. 変化系ラバーにやられます……

【勝つためのポジティブ思考法】

〈第23回〉卓球王国2022年11月号掲載

バック面の粒高ラバーを駆使するインドのバトラ

Text by

高島規郎Norio Takashima

 粒高やアンチ、変化系表ソフトなど、裏ソフトとは極端に球質の異なるボールが返ってくるラバーを使う選手と対戦すると、うまく対応できずに調子を狂わされてしまう人は少なくない。ラバーの変化に惑わされず、勝利をつかみとるための方法を考えよう。

〈今回の悩み〉

変化系ラバーにやられます……

CHANGE 1:変化系ラバーの特性を知ろう

 ひと口に変化系ラバーと言っても、さまざまな種類があってそれぞれに特性は異なる。また、相手がそれをどのように使用するかによっても、生み出されるボールの質が変わる。ここではまず、粒高ラバーを使うカットマンを想定し、その球質の変化を考えるところから始めよう。
 こちらが強い回転のドライブボールで攻め、それを相手が粒高でカットしてきた場合、カットはかなり切れた下回転で返ってくる。その反面、こちらが回転の少ないボールを相手コートに入れ、それを相手が粒高でカットした場合は、基本的に切れてこない。また、台上のボールに対しては、粒高のカットやツッツキはほとんどナックル(無回転)でくる。
 次に、同じく粒高ラバーを使用して前陣で攻守を行う相手を想定してみる。このタイプが粒高でブロックやプッシュ、アタックなどをしてくると、ボールの回転はナックルになることが多い。さらにはバウンド後に沈む・滑る・伸びる・止まるといった不規則な弾道の変化がつくため、そこにも注意が必要だ。
 このように、同じ粒高を使う選手でも、戦型がカットなのか前陣攻守なのかによって、対策すべき球質が変わることを頭に入れておくことが大事だ。

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