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【悩みを自信に変えろ!】25. カットマンとして挫折しそうです……

【勝つためのポジティブ思考法】

〈第25回〉卓球王国2023年1月号掲載

カットマンとして活躍する佐藤瞳(日本ペイント)

Text by

高島規郎Norio Takashima

 カットマンという戦型は技術的に難しいうえ、なかなか上達しなかったり、勝ち星に恵まれなかったり、カットに強い選手に完敗したりすると、「もうカットマンやめようかな……」と、悩むケースが少なくない。挫折せずに強くなるための道筋を考えていこう。

〈今回の悩み〉

カットマンとして挫折しそうです……

CHANGE 1:カットの安定とコントロール

 カットマンとしての限界や行き詰まりを感じた人は、とりあえず技術やスタイルを根本から見直すところから再出発してみよう。
 まず、カットマンにとって最も大事なスキルは、安定したカットのコントロールである。これを身につけるために大事なのは、ボールの飛行曲線をイメージすることだ。
 自分がカットしたボールが、まず相手コートに向かって上昇していき、ネットの少し手前に飛行曲線の頂点ができて、そこから下降し相手コートにバウンドするイメージ。この中で最も強く意識すべきなのが、「飛行曲線の頂点をネットの少し手前に作る」という部分だ。この原則を守れば、ネットミスもオーバーミスもしない安定したカットができる。
 そのための初歩のトレーニングとしてオススメなのが、自分で床にバウンドさせたボールをカットして入れるセルフ練習だ(図1)。これをフォアカット、体のサイドでのバックカット、体の正面でのバックカットの3つのフォームで行う。加えて、卓球台との距離を遠・中・近と変えたり、打球点を高・中・低と変えたりすれば、さまざまな体の使い方や飛距離のコントロールの感覚が身についていく。

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