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【セカンドキャリア】福岡春菜 やっと「卓球を使って仕事をしてもいいかな」という気持ちになって、私の中で一歩前に踏み出せたと感じています

[北京オリンピック日本代表/中国電力株式会社]

卓球王国2025年8月号掲載 vol.23

 広島市の中心地にある中国電力の近くのカフェで行ったインタビュー。ネイビーのブレザーに刺繍が施されたお気に入りのニットを合わせた福岡春菜は、「この後に娘の授業参観があるので、キメてきました」と笑った。
 世界の舞台で戦っていた選手時代から、ラケットを置いた第二の人生について考えていたという福岡。広報という「伝える仕事」にやりがいを感じながら、仕事に、家庭に、育児にと日々の時間を大切に過ごしている。

Text by

中川学Manabu Nakagawa

[ふくおか・はるな]
1984年1月25日生まれ、徳島県出身。幼稚園の頃に兄弟とともに地元の卓球クラブで卓球を始める。小学校卒業後は名門の四天王寺中・高に進学。全中とインターハイのシングルスで2位になる。日本大に進学後、2004年ユニバーシアード女子シングルスで優勝。中国電力に入社し、世界選手権で銅メダル2個、北京オリンピックでは団体で4位。2015年に結婚し、現姓は鎌田。2児の母として仕事と家庭を両立している。

仕事をするうえでは「元オリンピック選手」という見られ方ではなく、
いち社会人として見てもらえるようにならなければいけないと思っていました

 広島市の中心地にある中国電力の近くのカフェで行ったインタビュー。ネイビーのブレザーに刺繍が施されたお気に入りのニットを合わせた福岡春菜は、「この後に娘の授業参観があるので、キメてきました」と笑った。
 世界の舞台で戦っていた選手時代から、ラケットを置いた第二の人生について考えていたという福岡。広報という「伝える仕事」にやりがいを感じながら、仕事に、家庭に、育児にと日々の時間を大切に過ごしている。

◇◇

 私は2015年の全日本選手権を最後に現役を引退しました。選手時代は世界を目指して頑張っていましたが、同時に考えていたことがありました。それは選手を終えた後の人生のほうが長いということです。大学を卒業して社会人になるにあたって、その後の人生を見据えて、環境を選びたいと思っていました。

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