
【メーカー社員&ショップ店員の用具調査】vol.3・最終回:ショップ店員編
卓球グッズ2025掲載

卓球を知り尽くしたメーカー社員、日々あらゆる用具に触れている卓球ショップのスタッフたち――。そんな“用具のプロ”の使用用具を大公開。ラバーの選び方から重さのこだわりまで、リアルな使用感と用具に対する熱い想いを聞いた。最終回は卓球ショップ店員編。各メーカーの用具を熟知するショップ店員が選ぶ用具とは?
試行錯誤の末にたどり着いた狙いどおりの一本!

[国際卓球高田馬場本店]稲垣雄大さん
卓球は中学1年から始めたので卓球歴は10年ほど。現在使っている『張本智和 インナーフォース SUPER ALC』は、発売した1カ月後くらいに入手して使い始めました。元々『張本智和 インナーフォース ALC』を使っていて打球感などはとても好きだったのですが、フォア面に粘着テンションラバーを貼ると球持ちが良すぎて、強めのボールを打ちたい時に球離れが少し遅いように感じていました。そこで『張本智和 インナーフォース SUPER ALC』に変えましたが、前作の打球感を残しつつ、ほどよい球離れで狙いどおりのラケットチェンジになりましたね。
ラケットは、私がかつて地元の愛知県でコーチをしていた時、そこを卒業するにあたって当時の生徒さんたちからいただいたものなので、大事に使っていきたいです。フォア面のラバーは『ハイブリッドK2 プロ』を使用。ひとつ前には『ハイブリッドK3』を使っており、粘着の強さや弾みには満足していましたが、もう少し回転量が欲しいと思い『ハイブリッドK2 プロ』に変えました。回転量も確保できたので変えて良かったです。バック面のラバーはほど良い弾みと球離れを追求した結果、『ラザンターR48』にたどり着きました。私はバックが得意ではないので、厚さがULTRA MAXだとコントロールが難しい。2.0が最適な厚さだと感じています。