橋本帆乃香インタビュー〈後編〉「カットマンのほうが、中国選手にも勝負できるところはあると思っています」

橋本帆乃香インタビュー〈後編〉「カットマンのほうが、中国選手にも勝負できるところはあると思っています」
卓球王国9月号掲載
インタビュー橋本帆乃香「覚悟と挑戦」

12年間在籍したミキハウスを離れ、今年4月に日本リーグ所属のデンソーポラリスへ移籍した橋本帆乃香。国際大会にも積極的に参戦し、世界ランキングでは一時、2017年以来となる10位台に復帰した。移籍に際しての葛藤や、その胸の内を語ってくれた。
interview by
永尾 垣 En Nagao
「最終目標はロス五輪に出場することなので、ちょっとずつポイントを稼いでいこうと思っています」
──国際大会に積極的に参戦するようになって、自身の成長を感じる部分はありますか?
橋本帆乃香(以下・橋本) ミキハウスの選手として国際大会に行っていた時は、チームでまとまって行動することが多かったんですよね。やっぱり人が多くいたほうが安心できるし、移動も楽だし、何かあっても言葉が通じるから、どこか「誰かがどうにかしてくれるだろう」みたいな気持ちでいたところがあったんです。
でも、選手として初めてひとりで行って、トレーナーの方がひとりついてきてくれるだけで、ほぼ2人だけの遠征になった時に、何かが起きてもすぐ頼れる人がいないというか、「自分でちゃんと準備しなきゃ」という意識がすごく出てきました。