一貫して丹羽孝希を支え続ける浜野浩の男気「彼は卓球界の財産なので、卓球界に復活してもらうのが私の仕事」

【今枝流 勝者の思考学】第10回「強くなる選手に共通する”気づきの感度”の高さ
卓球王国2025年9月号掲載
選手として全日本チャンピオン、世界選手権日本代表の経歴を持ち、指導者としてもインターハイ学校対抗で8連覇を達成した愛工大名電高・今枝一郎監督。その今枝監督に選手、指導者としての多くの経験を踏まえた「勝つための考え方」を語ってもらう。

●今枝一郎(いまえだ・いちろう)
1974年11月6日生まれ、愛知県出身。全中・インターハイ・全日本ジュニア・全日学でシングルスを制し、1994年には全日本選手権シングルスで優勝。日本代表として2度世界選手権に出場。引退後は母校・愛工大名電高で監督を務め、インターハイ学校対抗8連覇、高校選抜7連覇
気づきの感度が高い選手は自分で成長していける
強くなる選手に共通しているのは、物事に対する「気づきの感度」が高いことだと思います。そうした選手は自分の変化や相手の変化、人の考えていること、この後に起こることなど、さまざまなことに気づく。そしてなぜそうなっているのか、それならどうすればいいのかを考えて、アクションを起こすことができます。