
一貫して丹羽孝希を支え続ける浜野浩の男気「彼は卓球界の財産なので、卓球界に復活してもらうのが私の仕事」
卓球王国PLUS独占インタビュー 浜野浩(株式会社ファースト代表・ファースト卓球部監督)

Interview by
今野昇Noboru Konno
バッシングを覚悟していましたが、90%くらいの人から共感していただいた
2025年1月末の報道後、そして日本卓球協会からの処分が下された後も、株式会社ファーストの浜野浩(卓球部監督)は一貫して、丹羽孝希を支え続けてきた。そこには「彼は卓球界の財産なので、卓球界に復活してもらうのが私の仕事」というブレない浜野の男気があった。
7月の「丹羽孝希講習会」でも姿を見せ、丹羽の社会貢献活動を見守る浜野に話を聞いた。
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●―今年の1月末に(オンラインカジノの)報道があって、詳しいことがわからないうちにいろいろ報道されたり、丹羽自身も社会的制裁を受けましたけど、浜野さんはファーストの代表として一貫して彼をサポートしています。
浜野 やってはいけないことをやってしまったし、彼も一時は卓球をやめようと考えていましたが、私はもう一度復活するべきだと、最初からブレずに応援してきました。丹羽くんとは彼が卓球協会から呼ばれた直後に私のところに来て相談に来ました。
丹羽くんと契約して1年間、彼の試合に対しての準備や練習、リーダーシップを取る彼の姿は、私の想像していた丹羽孝希とは全然違っていました。試合直前になると集中力を高める行動もとるし、家族思いなまじめな選手だったので、まさかこういうトラブルを起こすことも想像はできなかった。
もちろん彼に限らず、同じことを他の卓球部員や社員に起きたとしても、私は一緒に責任を取りながら、助けながら修正していきます。