
多くのファンが心待ちにする丹羽孝希の復帰。「アメリカで勝てるのか全く勝てないのか、楽しみですね」
卓球王国PLUS独占インタビュー

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強制的ではあっても人生をリセットされたので、改めて時間ができて、今までのことを思い返したり、家族と過ごす時間を作りました
現在、日本卓球協会から「6カ月の資格停止」の処分を受けている丹羽孝希(ファースト)だが、各地で積極的に社会貢献活動やボランティアの講習会を行っている。
7月6日には東京・有明にある「ファースト卓球スクール」で「丹羽孝希講習会」が開かれ、青森、福岡、そしてニュージーランドからも参加者が集まった。その際に丹羽の近況を聞いた。
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●―試合に出られない日々は辛いと思いますが、どのように過ごしていますか?
丹羽 自分の卓球場があるので、練習しようと思えばできます。1月の全日本選手権が終わってから生活が変わったので、ガツガツ練習はしていません。2月に全然練習をしなかったら3、4kg太ってしまって、それから練習と筋トレを始めて体重をキープするようにしました。
ファーストの会員向けには月に1回講習会をしていて、4月からは他の講習会も少しずつやっています。9月からはアメリカのメジャーリーグに行きますが、1カ月に1回週末に試合に行く程度なので、生活が大きく変わることはないです。それよりも、Tリーグでやっている時のほうが忙しかったですね。
●―アメリカのメジャーリーグはどう感じていますか?
丹羽 代表を退いてから海外の試合に出ることはなかったし、今回オファーをいただき、こういう形で参戦しますが、さほどレベルは高くないので、以前のように世界のトップとガチガチにやるということではないですね。楽しく卓球をやりながら、勝てるのか全く勝てないのか、楽しみですね。
●―全く勝てないということはないでしょう?(笑)
丹羽 いや~、全日本選手権以降、全く試合もしていないので、やってみないとわからないですね。楽しみです。「ニューヨークスライス」というチームでやります。いろんな都市を回るので、ニューヨークでやるのは1回くらいです。