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【メンタルってなんやねん!】劣等感を抱くのではなく、「自分らしさ」を活かそう 

卓球のメンタルって「なんやねん」

卓球王国2025年9月号掲載

Text by

岡澤祥訓Yoshinori Okazawa

●メンタルトレーナー 岡澤祥訓(おかざわ・よしのり)
奈良教育大名誉教授。卓球の日本代表、プロ野球、柔道などの競技でメンタルトレーナーを務めている

世界チャンピオンに3度、五輪金メダリストに2度なっている鄧亜萍(デン・ヤピン/中国)。150cm足らずの小柄な選手だったが、変化系の表ソフトを駆使し、変化守備と速攻で世界の頂点に立った。身長が低いという特徴を、「スマッシュが打ちやすい」という長所に変えた

卓球は小柄な選手でも、自分に合った用具を使い、戦術を工夫すれば大柄な選手にはない俊敏性や反射神経を活かして勝つことができます

 コンプレックスとは、いわゆる劣等感のことです。人と比べて自分が何かに劣っていると感じる感覚であり、その反対が優越感です。

 身体面でいえば、「他の人より太っている」「背が低い」などと感じることが劣等感にあたります。身体的なことでコンプレックスを抱く人は多くいます。太っている場合は、食事やトレーニングによって改善できるかもしれませんが、身長が低い、リーチ(腕の長さ)が短いといったことは変えられないため、まずはそれを受け入れるしかありません。

 体型や身長にコンプレックスを持っている人もいるでしょう。他のスポーツ、たとえばバレーボールやバスケットボールのように、背の高い人が明らかに有利な競技もあります。それでも、中には努力によって身長のハンディを克服する選手もいます。とはいえ、多くの競技スポーツでは、身体が大きいほうが有利な場面が多いのは事実です。

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