
ドイツ王者[オクセンハウゼン]のクリスチャン・ペジノビッチCEOに聞く「戸上隼輔の働きぶりは?」
卓球王国PLUS独占インタビュー 「クリスチャン・ペジノビッチのインタビュー」(前編)

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優勝の最大の理由のひとつは、うちには「NO.1」と呼べる選手が3人(カルデラノ・ゴーズィ・戸上隼輔)いたこと
人口1万人にも満たないドイツ南部の小さな町「オクセンハウゼン」。
2024~25年シーズンのドイツ・ブンデスリーガでチャンピオンとなったのは、この町を拠点とする「リープヘル・オクセンハウゼン」だ。
昨シーズンから戸上隼輔(井村屋グループ)を迎え、カルデラノ(ブラジル)、ゴーズィ(フランス)とのトリオで強豪「ザールブリュッケン」や「ボルシア・デュッセルドルフ」を破り、リーグ優勝を果たした。さらに1月にはドイツカップでも優勝し、見事二冠を達成した。
学生時代、18歳の頃からクラブ運営を手伝ってきたクリスチャン・ペジノビッチは、現在CEOとして23年間クラブの運営に携わってきた人物である。
過去には岸川聖也(現・全日本男子監督)や村松雄斗(現・ザールブリュッケン)がこのクラブに所属していた。
今回は、チームの優勝とクラブ運営について、彼にインタビューを行った。
◇◇
●ーまずは昨シーズン(2024~25年)のブンデスリーガ優勝おめでとうございます。
クリスチャン・ペジノビッチ(以下KP) ありがとうございます。「リープヘル・オクセンハウゼン」は昨シーズン、ブンデスリーガ優勝とドイツカップ制覇の二冠を達成しました。クラブの歴史として今回のタイトルは4回目となります。
●ー優勝の要因となったものは何でしょうか? カルデラノやゴーズィが出場しない試合もありましたが、最終的には勝ち切りました。そのシーズンを振り返った時、勝因は何だったのですか?
KP ぼくが思うに、優勝の最大の理由のひとつは、うちには「NO.1」と呼べる選手が3人(カルデラノ・ゴーズィ・戸上隼輔)いたことです。多くのチームには本当にNO.1と呼べる選手が2人いるくらいですが、うちには3人いた。これによって他のチームに対して優位に立つことができました。
最終的には常に相手チームの「3番手」に弱点がありました。たとえばデュッセルドルフの場合、チウ・ダンとシェルベリがいて、この2人は本当にNO.1としてチームを引っ張れる選手です。でも3番手はティモ・ボルで、彼はもう以前のような動きはできません。年齢的に昔のような力はなくなっていました。
ザールブリュッケンも同じです。フランチスカとヨルジッチという素晴らしい選手がいましたが、3番手は村松雄斗かイオネスクで、彼らはとても良い選手ですが「NO.2」止まりでした。だから、これがひとつの大きな理由だったと思います。