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[オクセンハウゼン]ペジノビッチCEO「卓球はストリーミングやテレビ観戦に適したスポーツになってきています」

卓球王国PLUS独占インタビュー 「クリスチャン・ペジノビッチのインタビュー」(後編)

ブンデスリーガで優勝した時のペジノビッチCEOと愛息のエミリヤン  Photo オクセンハウゼン Nicolai Schaal

Interview by

今野昇Noboru Konno

卓球はこのプラットフォーム上で2番目に大きな視聴者増加を達成したことになります

●ー現在、ブンデスリーガは全試合を動画配信していますね?

KP 私たちはこの新しいスポーツストリーミングプラットフォーム「Dyn」との協力関係を非常に嬉しく思っています。このプラットフォームはますます人気が高まっています。昨日、リーグのCEOであるニコ・シュナイダーから聞いたのですが、Dynは私たちのリーグに非常に満足しているとのことです。というのも、2年目で卓球の視聴者数を約10%増やすことができたからです。つまり、私たちは成長を生み出せるスポーツとして、このプラットフォーム上で2番目に大きな視聴者増加を達成したことになります。Dynでは5つのスポーツを配信していますが、最大の成長はハンドボールで、私たち卓球は2位でした。

このように、スポーツにとって可視性(visibility)は非常に重要です。日本でどれくらい卓球がテレビで見られるかは正直わかりません。前回日本に行ったときも「テレビ東京」が放映していたのは知っています。

●ーテレビ東京は卓球に積極的で、ITTF、WTTと契約を結んでいます。テレビ東京での卓球の放送やストリーミングは非常に重要です。

KP ストリーミングの存在は、他のスポーツにとっても基盤を作る上で重要です。そして私たちは同じプラットフォームにいることを嬉しく思っています。別々ではなく、同じプラットフォーム上にあるのです。それはすべてプロフェッショナルな人たちによって作られたものです。

バスケットボール、ハンドボール、バレーボール、ホッケーと同じプラットフォームで、私たち卓球はその5分の1のスポーツです。プロフェッショナルな人たちと一緒に仕事をすると違いがよく分かります。彼らは「何を提供すべきか」を教えてくれます。以前は各クラブが自分たちで映像制作を行っていましたが、今はプロが必要なものを指示してくれます。

現在、各クラブは5台のカメラでのストリーミング制作を行っています。これにより視聴者にとって非常に見やすい映像になっています。実際、テレビで観戦するほうが楽しめるという人もいます。スローモーションや異なる視点があり、会場の一箇所からでは見えない映像も見られるからです。これが、過去3~4年で私たちが改善してきた方向性です。

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