中学の部活縮小とともに協会が沈んでいくのか。「がんばれ部活!」

【アーカイブ/Another Story】伊積健太/好奇心旺盛。 心から卓球を楽しむ市役所職員プレーヤー
卓球王国2017年5月号掲載[アナザー・ストーリー/伊積健太]
[Another Story 疾走するアスリートたち]伊積健太(岡谷市役所)
いづみ・けんた
1989年9月23日生まれ、埼玉県出身。小学3年から祖父と両親の指導で卓球を始める。鴻巣南中3年時には全中シングルスベスト16。遊学館高2年時に大阪国際招待選手権優勝、3年時にインターハイベスト8。中央大3年時に全日学準優勝、4年時に全日本選手権でベスト16。岡谷市役所に就職後も全日本社会人や国体長野県代表などで活躍。社会人5年目となる16年度には社会人ベスト8に入賞した。右シェーク両面裏ソフトドライブ型

Text by
高部大幹Hiromoto Takabe
「また本気で頑張ってみよう」社会人5年目の公務員の心に再び火がともった
1月に開催された全日本選手権。そのシングルスのスーパーシード、男女32名ずつの顔ぶれを見ると、お馴染みの強豪実業団、強豪校の選手がズラリと並ぶ。その中にあってただひとり、「公務員プレーヤー」がいた。長野県は岡谷市役所所属の伊積健太である。
社会人となり5年目、27歳の伊積にとって、今年度の全日本は5年ぶりに挑む「本気の全日本」であった。
5年前の冬。中央大4年時に、伊積は恩師である遊学館高・植木大監督の石川県の自宅に泊まり込んで教えを請い、全日本では植木が見守る中で悲願のランク(ベスト16)入りを果たしていた。
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