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メーカー別オススメのラバーを深堀り『ベストバイ ラージラバー』(前編)

卓球王国2025年10月号掲載

近年では若い世代の愛好者も増えており、老若男女(ろうにゃくなんにょ)から支持されているラージボール。

『全日本ラージボール選手権』と『全国ラージボール大会』の2つに全国大会を分けていることからもラージボール人気をうかがい知ることができる。そのラージ熱に応えるように各メーカーからラージボール用ラバーが発売されている。

ここではメーカー別オススメのラージラバーについて深堀りで紹介しよう。

まずは「ラージラバー」の特性を知ろう

 ラージボール用に開発された「ラージラバー」にはどのような特性があるのか。

メーカー別のラージラバーの紹介の入口として、いくつかの視点で解説する。

ラージラバーが軟らかいのは「大きくて軽いボール」をつぶれにくくさせるため

 ラージボールのラバーは表ソフトのみ使用が可能で、裏ソフトや粒高を使うことは禁止されている。表ソフトであればどのラバーも使用できるが、多くの選手がラージボール用に開発された表ソフト(以下・ラージラバー)を使っている。
 このラージラバーは硬式の表ソフトと比較して、トップシート、スポンジとも軟らかく作られているが、これはラージボールの性質を考慮したものだ。
 直径40ミリ、2.7グラムの硬式ボールに対して、ラージボールは直径44ミリ、重さ2.2〜2.4グラムと大きくて軽い。そのため硬いラバーだとインパクトでボールがつぶれやすくなり(特にスマッシュなどの強打時)、エネルギーロスが生じて打球が失速したり、ボールが滑りやすくなってしまう。
 ラージラバーはトップシートとスポンジを軟らかくすることで、インパクト時のボールのつぶれ(変形)を軽減させて、ボールがラバーにしっかりと食い込み、安定した打球ができるように作られている。
 現在に通じる軟らかいラージラバーの先駆けは、ニッタクが1999年に発売したラージボール用ラバーの『スペシャリストソフト』(廃番)で、多くのチャンピオンを生み出した。

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