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橋津文彦 「日本一悔しい監督」が18年目につかんだ、地元インターハイ制覇の舞台裏
卓球王国2025年12月号掲載

2025年8月、山口県で行われたインターハイ卓球競技の学校対抗で、地元・野田学園高が初優勝を遂げた。指揮を執った橋津文彦監督は、予定より1年早い開催に1年生主体の起用など数々の局面を乗り越え、悲願を達成した。初優勝の背景と、指導に込めた想いを語る。
優勝を意識しないのは無理でしたね。「もう優勝しかない」という感じでした
◆地元山口県でのインターハイ優勝おめでとうございます。地元開催についてはいつ頃に知りましたか?
橋津文彦(以下・橋津) コロナ禍の後ですね。本来は来年、2026年の開催予定でした。岩井田駿斗が高校2年の時に開催されると思っていたので、学校対抗で優勝を狙えると考えていたんですが、大阪万博の関係で2025年に決まっていた近畿インターハイが1年繰り越しになってしまったんです。そのため、予定より1年早く山口で開催されることになり、(優勝は)ちょっと難しいかなと思いました。