【パラ卓球】鈴木大翔、はじめの一歩を踏み出した未来の星
目覚めよ!カラダのポテンシャルVol.6【後編】 見つめすぎると動けない。「中心視野」と「周辺視野」
モデル・監修:山崎真吾 model and supervised by Shingo Yamazaki
モデル:竹須学 model by Manabu Takesu
マスターズプレーヤーを中心に、体の効率的な使い方を伝授するこの企画。今回は「目」にスポットを当てよう。
人間の体のパフォーマンスは、目をどのように使うかで大きな影響を受ける。よりすばやく反応できて、スピーディーに動ける「目の使い方」を学ぼう!
確認のためには「中心視野・注視」も使う
そしてズームを絞る順番が大切!

上連続写真は樊振東選手(中国)のツッツキに対するフォアドライブ。③は一瞬、ボールを中心視野で注視している状態です。変化の読みにくいボールやストレートへの打球など、難しいボールを打つ際は、このようにボールをしっかり見て打球するケースが多くなります。中心視野で見ること、注視すること自体がダメなのではなく、「注視し続ける」のはデメリットが多いということです。
そして、重要なのは周辺視野と中心視野の「ズーム」の順番です。最初にボールにズーム(注視)してから周辺を見るという順番だと、運動のパフォーマンスが低下しやすいので、下写真の樊振東選手のように景色全体や相手を視野に入れながら、最後に確認のために短い時間で注視することがポイント。確認したらまた相手全体を視野に入れ、次球以降の展開に備えます。

