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金色のオーラに心を射抜かれて―馬龍と私の10年(後編)

卓球王国PLUS独占インタビュー[後編]

推しに人生を動かされる――そんな経験をあなたはしたことがあるだろうか。
大阪で看護師として働いていた「たまみさん」(珠酱在中国/@tamalong1020324)は、
リオオリンピックで馬龍に出会い、その瞬間から人生が加速していった。
推し=馬龍が教えてくれたのは、憧れを超えた感情と人生を楽しむ勇気。
その熱とまっすぐな思いを聞いた。

Interview by

中川 学Manabu Nakagawa

東京オリンピックのボランティアのため東京へ
そして、コロナ禍が明けて遠征を再開

●帰国してから東京オリンピックにはどのように関わったのですか?
たまみ 中国から帰国後に大阪に戻って、地元の病院に「東京オリンピックが開催されたらボランティアに行くので辞めたいのですが、それでもよかったら雇ってもらえませんか」と面接で聞いて、雇ってくれたんです。
 しばらくその病院で看護師として働いて、2021年6月にそのフルタイムの仕事を辞めて、東京オリンピックの時期は東京に住みました。10日間卓球のボランティアに行かせてもらえることになったんです。
 リオオリンピックで馬龍のファンになってから、東京オリンピックを見にいくのが夢でした。だって、自分の国で大好きな選手の金メダルを見届けれるチャンスなんか、人生でもうないじゃないですか。5年間本当にこのために準備を積み重ねてきたのに、大会の直前に無観客になるんだと思って……。身内が亡くなる以外でこんなに悲しい思いをしたのは初めてでした。
 ただ、馬龍が金メダルに輝いてくれたことだけが、本当に嬉しくて嬉しくて、その悲しみから救われるようなとても温かい気持ちになりました。

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