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[ようこそ卓球地獄へ/たまには真面目な卓球論]なぜ指導するのか

卓球王国ブックス「ようこそ卓球地獄へ」<第5章>より <その50>

 

Text & Illustration by

伊藤条太Jota Ito

正しくは“自分のおかけで”子供たちが喜ぶ姿を見たいのだ 

 近所の小中学生に卓球を教え始めて十年ほどになる。最近では慣れてだいぶ落ち着いてきたが、最初の頃は初めて味わう指導の喜びに興奮しっぱなしであった。指導ビデオを何十巻も買いみ、新しい練習方法を考えたり道具を作ったりと、生活のかなりの時間をそれに費やした。

 そのような喜びに浮かれながら、私は、自分がいったい何に喜びを感じているのか自問した。それは、他人から必要とされる喜びであり、子供たちを上達させることの達成感であった。

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