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02 水谷 隼「相手の3球目を読むなど心理的な駆け引きも重要。時には創造性も発揮しよう」

卓球王国2026年2月号 トップ選手 & 指導者に聞く「レシーブで重要なポイントは何ですか」

サービスは相手の打球に影響されない唯一の技術で、コースも回転も自由に出すことができる。一方でレシーブはサービスを瞬時に判断し、適切なラケット角度とスイングが必要になるため、レシーブを苦手にする選手は多い。ここではトップ選手と実績のある指導者に、レシーブで重要なポイントを聞き、レシーブ上達のヒントを語ってもらった。

02 水谷 隼[木下グループ]

全日本選手権を10度制覇し、五輪2大会で金銀銅計4つのメダルを獲得という金字塔を打ち立てた、卓球王・水谷隼。技術にも駆け引きにも長けていた彼のレシーブ論を紹介する。

Text by

水谷隼Jun Mizutani

相手の3球目を読むなど心理的な駆け引きも重要。時には創造性も発揮しよう

まずは球種を判断し、あまいサービスは逃さず狙い打つ。台から出たらチャンスボール

 レシーブでまず重要になるのは、サービスの球種を正確に判断することで、そのポイントは主に3つあります。

 ひとつ目は、相手のラケットがボールにどのように当たっているか、ボールのどの位置を打球しているかを見ることです。

 ふたつ目は、打球音。回転がかかっている時と、かかっていない時の音は違います。「ポン」というような音ならば回転はかかっていないと判断できるし、「シュッ」という摩擦音ならば回転がかかっていると判断できます。

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