02 水谷 隼「相手の3球目を読むなど心理的な駆け引きも重要。時には創造性も発揮しよう」
03 高木和卓「まずはレシーブではミスをせず、浮かせず、低く返すことを心がける」
卓球王国2026年2月号 トップ選手 & 指導者に聞く「レシーブで重要なポイントは何ですか」
サービスは相手の打球に影響されない唯一の技術で、コースも回転も自由に出すことができる。一方でレシーブはサービスを瞬時に判断し、適切なラケット角度とスイングが必要になるため、レシーブを苦手にする選手は多い。ここではトップ選手と実績のある指導者に、レシーブで重要なポイントを聞き、レシーブ上達のヒントを語ってもらった。
03 高木和 卓[ファースト]
シンプルではあるが、レシーブでミスをしないでラリー戦に持ち込む高木和卓。37歳になった今もトップを走る高木和は何を心がけてレシーブをしているのか。

Text by
高木和卓Taku Takakiwa
まずはレシーブではミスをせず、浮かせず、低く返すことを心がける
レシーブは数をこなすことが重要。オールの練習や部内の試合で技術の感覚を身につけていった
レシーブは、上のレベルに行けば行くほど重要な技術です。
ぼくはツッツキやストップが多いタイプですが、初めて対戦する相手の場合、サービスの回転がわからなければ、いきなり早い打球点のストップなどはできません。まずはじっくり回転を見極めて、長めに返していきます。第2、第3ゲームと試合が進む中で、相手のサービスの回転がわかってきたら、ストップや速いツッツキ、さらにチキータも混ぜるようにしています。

