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吉村真晴「実際に体験した上で試合を見ると、『プロすげえな』って、見え方が変わると思う」

卓球王国PLUS独占インタビュー 吉村真晴(SCOグループ) Vol.4

2018年にスタートしたTリーグ。
8シーズン目を迎えるリーグの中で、吉村真晴のように1シーズン目からチームの主軸で活躍している選手は数少ない。
日本選手のプロ化を促進させたこのリーグに吉村が思うこととは何か。

Tリーグの琉球アスティーダでも主軸としてチームを牽引する吉村真晴

[よしむら・まはる]
1993年8月3日生まれ、茨城県出身。2012年全日本選手権優勝、16年リオ五輪男子団体銀メダル。世界選手権の混合ダブルスではドーハ大会を含めて優勝1回・準優勝3回、計4枚のメダルを獲得。右シェーク両面裏ソフトドライブ型、SCOグループ所属、世界ランキング88位(2025年12月31日現在)

Interview by

今野昇Noboru Konno

同じ回転量、同じスピードで、「こんなボールでみんなラリーしてるんだ」と分かるように体験してもらう

●ーTリーグはどうでしょう? 8シーズン目かな。吉村くんは最初から出てるけど。派手なスタートから比べると、落ち着いたとも言えるし、物足りなさを感じる人もいるかもしれない。ただ、プロ選手を劇的に増やしたという点では、卓球界にとって悪くなかったと思う。卓球を知らない人がファンになったり、良い部分もたくさんあります。

一方で、どうしてもバスケットボールのBリーグと比べてしまう。BリーグはTリーグより3年くらい早く始まって、今はほぼ黒字化。スポーツビジネスとして大成功している。世界レベルでは卓球の方が強いのに、文化やビジネスとしては差が開いているようにも見える。

その中で、最初からTリーグに関わってきた選手として、これからもっとこうなってほしい、という部分は?

吉村 やっぱり、伝え方や見せ方は、もっとできると思います。バスケのすごさって、迫力なんですよね。ダンクの音、足音、常に会場に音があって、みんなが熱狂している。

卓球は、アリーナが大きくなればなるほど、逆に見にくい部分がある。何が起きているのか分かりにくくて、喜びが伝わりにくい。
例えば、プロ選手のサービスで一発で決まる場面。一般の人には意味が分からないんですよ。「なんであれミスるの?」って。

だったら、人じゃなくてもいい。卓球マシンでいいから、めちゃくちゃ回転のかかったボールを、空きスペースで体験してもらう。「これをプロは普通に返してラリーしてるんですよ」って。
実際に体験した上で試合を見ると、「プロすげえな」って、見え方が変わると思うんです。

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