【ワールドニュース】激動の欧州史の生き証人、107歳で逝去
卓球王国2026年3月号 PICKUP【ワールドニュース】掲載
激動の欧州史の生き証人、107歳で逝去
1月3日、チェコスロバキア代表チームでキャプテンを務め、アイルランド卓球協会の終身会長でもあったジョー・ヴェセルスキーが107歳で逝去した。
1918年にチェコスロバキア・トルナヴァでユダヤ人の家庭に生まれたヴェセルスキーは、両親と兄をアウシュビッツ収容所で亡くし、ナチス・ドイツに対するレジスタンス運動に参加。終戦後はアイルランドに移住して宝石商として成功を収め、長くアイルランド卓球協会の会長を務めて、卓球の普及に貢献した。スロバキア出身、さらにアイルランド在住の男性として最高齢でもあった。

世界ランキングのシステム改訂。発表日は毎週月曜日に変更
2026年から新たに施行される世界ランキングの規則を、1月6日にITTF(国際卓球連盟)が発表した。
主な変更点として、毎週火曜日に発表されていたシニアとユースのランキングは、今年から月曜の午前8時(協定世界時/日本時間17時)に発表される。また、シニアのランキングではポイントの配分システムを調整し、優勝者と1回戦敗退の選手のポイントはそのままだが、中間のラウンドで敗れた選手へ配分されるポイントが増えた。最も格付けの高いWTTグランドスマッシュや世界卓球、オリンピックでは3位の獲得ポイントは700ポイントから900ポイント、ベスト8は350ポイントから580ポイント、ベスト16は175ポイントから380ポイントへとアップした。
この改訂により、世界ランキング上位の選手と下位の選手のポイント差が詰まることになる。上位の選手もランキングをキープするために、より多くの大会出場を迫られるだろう。
いよいよ本領発揮の樊振東、ドイツカップ優勝に導く
ドイツ国内のクラブによって優勝を争うドイツカップは、1月4日に準決勝・決勝が行われ、ザールブリュッケンが3回目の優勝を飾った。ザールブリュッケンはエースの樊振東(中国)が大活躍。準決勝のオクセンハウゼン戦、決勝のフルダ・マーバーツェル戦でいずれも2勝を挙げ、チームを優勝へと導いた。
また、3位のオクセンハウゼンは戸上隼輔(井村屋グループ)、バート・ホンブルクは横谷晟(宮崎県スポーツ協会)がエースとしてチームを牽引。戸上はザールブリュッケン戦トップでヨルジッチ(スロベニア)を3ー0で下し、王者に一矢報いた。

2028年ロス五輪を目指す、中国NTコーチ陣の選考会が実施
12月29〜31日、中国卓球協会は北京の国家体育総局卓球館で、2028年ロサンゼルス五輪に向けたコーチ陣の選考を実施した。申請書を提出したのは43名で、書類審査や選考委員会でのプレゼンテーション、無記名での投票を経てコーチに就任するのは28名。総監督と副総監督、国家チームとユースチームの監督・コーチが決定する。
男子チームの王皓監督と女子チームの馬琳監督が続投となるか、各選手の担当コーチの人選はどうなるかなど注目点は多いが、なかなか発表されずにファンをやきもきさせている。

深圳大学が超級リーグでV。平野美宇が優勝に大きく貢献
12月26〜28日に江蘇省南京市で行われた『2025中国卓球クラブ超級リーグ・プレーオフ』。女子の深圳大学の一員として平野美宇(木下グループ)が出場し、故障で欠場した世界女王の孫穎莎の不在をカバー。チームを優勝へ導いた。平野は準決勝の上海龍騰戦では、覃予萱とのダブルスと5番シングルスで勝利。決勝の山東魯能戦でも1番ダブルスで蒯曼とペアを組み、陳幸同/銭天一に快勝して試合の流れを作った。
男子は山東魏橋・向尚運動が3連覇。梁靖崑と林昀儒(チャイニーズタイペイ)のダブルスに、エースの王楚欽をシングルス2点で起用する強力な布陣で、危なげなく優勝を飾った。


東南アジア競技大会で準V、元ベトナム代表がピックルボール転向
ベトナム代表として、2013年の東南アジア競技大会準優勝などの好成績を収めたレ・ティエン・ダットが卓球からピックルボールに転向することを表明した。
右シェークドライブ型で、「ダット・トロ」のニックネームで知られる32歳のレ・ティエン・ダット。ベトナム男子のNo.1ピックルボールプレーヤーであるフック・フィンとダブルスを組む予定で、特にダブルスでの活躍が期待される。世界的な流行を見せているピックルボール、今後も卓球から転向する選手が増えそうだ。

