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近藤欽司[夢に向かいて]最終章 3 ─ ありがとう、インターハイ〈最終回〉

2025年夏に急逝した、元女子ナショナルチーム監督の近藤欽司氏の著書『夢に向かいて 〜インターハイとともに歩んだ卓球指導人生40年〜』(2004年1月発行/絶版)。日本女子監督として世界選手権でメダルを獲得。インターハイでは監督として8度の全国優勝を成し遂げた。勝てない時期があり、もがいた。大病をきっかけに、考え方を変えた──。指導に悩む人、試合で勝てない人にオススメの指導書を、王国PLUSで復刊。〈今回が最終回となります。〉

Text by

近藤欽司KONDOU Kinji

2000年インターハイで3位入賞の白鵬女子高

最終章 今振り返り思うこと

※内容はすべて2003年12月現在

■ 「言葉の大切さ」を痛感する

 今までの指導を振り返って、改めて痛感するのは「言葉の大切さ」です。

 これは、01年に心臓手術を受けた時の南渕先生の言葉を始め、私自身が出合った素晴らしい「言葉」によって安らいだ気持ちになったからです。その経験から、選手に対しても言葉を選ばなければならないと、強く感じるようになりました。

 最近では、私は選手に「聞く」、選手に自分の考えを「言わせる」ことも心がけています。ベンチコーチに入っても、まず、その選手がどう考えているのか、聞いてみるようにしています。選手が気づいていることまで指導者が言ってしまう場合もありますから、そういう時は、選手から言わせたほうが、選手の気持ちも楽になります。

 「良い言葉」に接すると、まるで恋人に会ったようなうれしい気持ちになります。これは、言葉のマジックであり、言葉の持つ魅力です。言葉で選手にやる気や自信を持たせることも指導者の手腕です。

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