[こだわりすぎた男たち 小林宏彰]たどり着いた162gの軽量ラケット。異端の両面『ディグニクス64』
【基礎力特集】木造勇人「今でも毎日行う基礎練習。試合を想定した、細かい調整の意識が重要」
●卓球王国2026年5月号掲載
●トップ選手&指導者に聞く「基礎」とは何か。

小学生時代から卓球界のホープとして、全国に名を馳せた木造勇人。しかし、育った美崎クラブでの練習は基礎的なメニューが中心だった。天才左腕が語る、卓球における基礎の在り方とは?
トップ選手でも高校生でも、練習メニューに大きな差はない。取り組む時の意識が違う
卓球選手のフォームや打ち方は人それぞれで、トップ選手でも決まったフォーム、正しいフォームというのはありません。だから卓球の「基礎」も打ち方ではなく、どんなボールに対しても正確に動いて、自分の思ったとおりのコースへ、思ったとおりのタイミングで打てることだと思います。
ぼくは小学生時代から美崎クラブで董崎岷(トン・チィミン)コーチや奥さんの鄭琦(ジョン・チィ/華崎麗)コーチに教わり、中国スタイルのプレーの基礎を作ってもらいました。切り替えやフットワークなど動いて打つ練習が中心で、足から動いて打ち、打ったらすぐ戻るのが基本。「手だけで打つな、足から腰、腰から前腕に力を伝えて打ちなさい」と常に言われていましたね。

