卓球マニア濃縮エキス[卓球天国の扉]〈その2〉女子卓球のスカート化
卓球王国ブックス「卓球天国の扉」より 〈その2〉
卓球コラムニスト・伊藤条太氏による爆笑卓球コラム本『ようこそ卓球地獄へ』の続編である『卓球天国の扉』(2015年発刊)。あなたはこの一冊で「天国の扉」を開けることになる。 ☆卓球マニア濃縮エキス☆

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第一章 卓球メジャー化大作戦
女子卓球のスカート化
先日、2人の方からほぼ時を同じくして似たような話を聞いた。ひとつは、知人の娘さんが中学生になったのだが、部活動を選ぶにあたって卓球とバドミントンとで迷い、結局バドミントンにしたという話だ。なぜ卓球は止めたのか聞くと「ウェアがスカートじゃなくて可愛くないから」だという。
もうひとつは50代の男性で、ご自身は卓球経験がないものの、息子さんを卓球クラブに通わせてホープスで全国クラスにまで育てた方の話だ。卓球に入れ込むにつれ心を痛めているのは、世間での卓球への注目度の低さであり、その一因が女子のウェアがスカートではないことだと熱弁してくれた。通常の私ならエロおやじのたわごとと笑い飛ばすところだが、先に女子中学生の話を聞いていたことと、この方がもともと卓球界の外にいた人であり、なおかつ極めて常識的で信頼のおける方であったことから、私は彼の話を笑うことはできなかった。
確かに、もしもテニスやフィギュアスケートの女子選手がすべて短パンだったらと想像してみると、少なくとも見る立場からはスカートの方が魅力的だということには議論の余地がないだろう。こういうことは卓球界の内側にいるとなかなか気づかないものである。正直な話、私自身はスカートの卓球が魅力的だとは思わないし、女子の短パン姿も結構………それはよいとしてだ、この際卓球人は女子自身を含めて自分の感覚は信用せず、卓球人口(競技人口および観戦人口)増加のために、女子選手のスカート化を真面目に検討してみる必要があるのではないだろうか。

