[変身ヴィンターの誕生秘話]ヘルマン・ミュールバッハ「表ソフト、粒高などありとあらゆるものを試しました」
卓球王国PLUS独占インタビュー「なぜザビーネ・ヴィンターはアンチラバーにしたのか」その1
[ヘルマン・ミュールバッハ]のインタビュー

ヘルマン・ミュールバッハ(Hermann Mühlbach / GERMANY)
37歳。ドイツU18の元チャンピオン。高校卒業後はプロの道へ進まず、大学で数学とコンピューターサイエンスを学びながらブンデスリーガ2部でプレーした。ナショナルチームのアシスタントコーチを経て、4年間ルクセンブルクのコーチを務めた後、ESN(世界最大のラバーサプライヤー)グループの「Spin Sight(スピンサイト)」に入社。用具に精通し、ブンデスリーガ1部で活躍するルカ・ムラデノビッチ(ルクセンブルク/アンチラバー使用)の指導も行った
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唯一の懸念点は、スタイルを変えるには彼女がすでにベテランの域に達していたことだけでした

今回のラバー変更には「期待」と「秘策」もありました
「このままではドイツ代表を外れるだろう。でもプレースタイルを変更すれば、ドイツ卓球連盟からの支援を打ち切られる可能性もある」。ザビーネ・ヴィンターはそう考えていた。ジュニア時代からハードヒッターとして名を馳せていた彼女が思いついたのは、バック面を裏ソフトから粒高、あるいはアンチラバーに変えることだった。
相談したのは、幼い頃からよく知っていた同期のカトリン・ミュールバッハの兄、ヘルマン・ミュールバッハ。この時の二人の会話が、ザビーネ・ヴィンター快進撃の第一歩になろうとは、当時誰も想像していなかっただろう。
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●―30歳を超えてから、ザビーネ・ヴィンターがバック面のラバーを裏ソフトからアンチラバーに変え、プレースタイルを変更しようとしたことには本当に驚きました。あなたとザビーネのエピソードを教えてください。妹のカトリンさんは彼女とダブルスを組んでいましたよね?
ヘルマン・ミュールバッハ(以下HM) ええ、その通りです。だからこそ、私たちはザビーネのことをよく知っているんです。彼女は私の妹と同い年なので、昔から交流があります。妹のカトリン、そしてペトリッサ・ゾルヤ、彼女(ザビーネ)の3人は、10歳の頃からいつも一緒でした。16歳の時には寮に入り、ナショナルチームでもずっと一緒でしたから。そんなわけで、私たちは初期の頃からたくさん一緒に練習してきましたし、長い付き合いの友人でもあるんです。
●―ヘルマン、あなた自身の選手としてのバックグラウンドを教えていただけますか?

