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パリパラリンピック銅メダリスト・古川佳奈美「金は取れなかったけど、やりきった感があり、笑顔で終われました」

卓球王国2024年12月号掲載

Paris 2024 Paralympics Medalists Interview
パリパラリンピック 銅メダリスト クラス11
古川佳奈美[㈱えん・コミュニケーションズ]

初出場となった東京パラリンピックでは、予選リーグで勝ち越しながら、わずかのところで予選通過=メダル獲得を逃した古川。日本女子のエースとして臨んだパリ大会では、悲願のメダルを獲得し、晴れやかな笑顔で大会を終えた。

Text by

高部大幹Hiromoto Takabe

パリ2024パラリンピック卓球競技・女子シングルス(クラス11)で銅メダルを獲得した古川佳奈美(写真:ITTF)

3年間の地道な努力の証。金に等しい価値のある輝かしい銅メダル

 2024年3月の世界ランキング枠で、2度目のパラリンピック出場権を獲得した古川佳奈美。ランキング2位は単なる数字ではない。東京大会から3年、古川が積み重ねてきた努力が、そこに表れている。
 初出場となった21年・東京大会では、予選リーグで3選手が2勝1敗で並び、ゲーム率計算の結果、古川は3位となり、不運の予選敗退となった。
 「ショックでしたが、最後は勝てて良かった。パリでは圧倒的な強さで優勝しようと決心しました」

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