呉光憲の申裕斌への手紙「申裕斌だったらできるよ。申裕斌らしくプレーすればいいよ」。彼はパリに爪痕を残し代表チームを去った
ちょいデカラケット時代がやってくる!?【前編】
卓球メーカーのカタログのラケットページを見ると、どのブランドもシェーク攻撃型用のラケットが多く作られているのがわかる。これはトップ選手から愛好者までの幅広いレベルで、シェーク攻撃型の選手が圧倒的に多いためだ。 そのシェーク攻撃型ラケットのブレードサイズにちょっとした変化が見られている。若手トップ選手を中心に、ブレードを大きくした「ちょいデカラケット」を使う選手が増えている。 この特集では各社の「ちょいデカラケット」を選び、その性能を紹介する。
ちょいデカラケットブームの深イイ話①
昨今のちょいデカラケットの火つけ役は張本智和&バタフライ
ここ数年のシェーク攻撃型ラケットのひとつのブームとして、ブレード面をサイズアップさせた「ちょいデカラケット」が発売されるようになってきている。このちょいデカラケットの火つけ役を探ると、張本智和とバタフライにたどり着くことができる。 2015年にスタートしたバタフライと張本智和による「張本ラケットプロジェクト」。約3年にわたって研究、開発、試打されたラケットは30種類を超え、張本はそれまで使っていた『インナーフォースレイヤー ALC』をベースにしたグリップ特注ラケットから、ブレードを縦1ミリ、幅2ミリほどサイズアップさせたラケットを選び、すぐに使用を開始した。