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【どこまで知ってる?裏ソフトの重量ABC】vol.6  重量を決める要素と個体差

卓球王国2022年9月号掲載
取材協力:唐橋卓球代々木店、卓球家840、卓球メーカー各社

 2.7gと軽量なボールを打ち合う卓球では、用具の重量を気にする人が多い。特に、高性能化とともに重量が増していると言われる「裏ソフトラバー」について、重量が何によって決まるのか、何に影響するのかなどを分析する本企画。
 今回は、前回に続いてラバー重量に関して見ていくとともに、各メーカーの計44点のラバー重量を測定してみた。

ラケット総重量の半分強をラバーが占める

 まずは、裏ソフトラバーの重量について、基礎知識をおさらいしよう。
 なぜラバー重量を気にする人が多いのかというと、ラケットの総重量に影響するからだ。ラバーは消耗品で貼り替えるため、用具にこだわる人は、買い替えの時にラバー重量をチェックする。
 下のシェークラケットの総重量の図は、上級者用と初・中級者用のシェークラケットの総重量の一例だ。

 上級者向きの攻撃用ラケットと、高性能なスピン系テンション裏ソフト(両面・特厚スポンジ)を組み合わせると、185gかそれ以上になる場合が多い。これは初級者や小柄な選手にとってはやや重く感じるだろう。初・中級者用として、やや軽量なラケットと、同じ高性能ラバーながらスポンジを厚にしたものを組み合わせると、175g程度になり、扱いやすくなる。

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