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社会人女王:笹尾明日香「悪いことがあればまた良いことがある。人生はそういうものだと思う」

笹尾明日香[日本生命]

10月下旬に開催された全日本社会人。
女子シングルスの頂点に立ったのは、社会人3年目の笹尾明日香だ。今季のTリーグでも目覚ましい活躍を見せている笹尾に全日本社会人、Tリーグについて話を聞いた。
(卓球王国2025年2月号掲載)

Text by

永尾垣En Nagao

簡単に負けるわけにはいかないとか、本当にいろんなプレッシャーがかかっていました

●─全日本社会人が終わって少し経ちましたけど、優勝の余韻はまだ残っていますか?
笹尾明日香(以下・笹尾) 試合が立て続けにあるので、余韻に浸っている暇はないですね。でも、優勝できて良かったという実感はあります。

●─優勝のお祝いは何かしましたか?
笹尾
 ほとんどしていないです。全日本社会人の1週間後には同じ京都でTリーグがあったし、その翌週にもTリーグがあって、この後は中国とアメリカに行くので、まずは目の前の試合をなんとかして勝つための準備をすることに集中していました。

●─大忙しですね。そんな中でインタビューを受けていただき、ありがとうございます!
笹尾
 こちらこそ、ありがとうございます!

●─大会を振り返ってみると、大会直前のTリーグでは、シングルス2試合で敗れていますね。
笹尾
 直前のTリーグでは、ダブルスで初めて上澤選手(杏音/香ヶ丘リベルテ高)と組むことになっていました。初のペアリングなので「絶対に負けちゃいけない」と思っていて、ダブルスにかなり重点を置いて練習していました。その中で、シングルスでは小塩選手(悠菜/JOCエリートアカデミー/星槎)と長﨑選手(美柚/木下グループ)という強い選手と対戦。シングルスは残念な結果に終わってしまいましたが、その後は落ち込むこともなく、すぐに社会人に向けて気持ちを切り替えられました。

●─すぐに気持ちを切り替えられたのには、何か理由がありますか?

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