こだわりすぎた男たち Vol.6 政本尚
こだわりすぎた男たち Vol.6 政本尚
【別冊卓球グッズ2016掲載】
■Profile まさもと・ひさし
1951(昭和26)年8月31日生まれ、岡山県出身。玉野高を経て同志社大に進学。全日本一般には通算29回出場し、37歳の時にベスト8進出を果たした。全日本マスターズでは通算9回の優勝を誇る。右ペンホルダー裏ソフトドライブ型
★ 使用用具
R:柳承敏G-MAX(桧単板/角型・バタフライ)
F:テナジー05(特厚・バタフライ)
※使用用具・プロフィールなどは2016年の掲載時のものです。用具は現在では廃番になっているものも含まれます
「ショートの鬼」が選ぶのは
一発強打のパワーモデル
同志社大時代から「鉄壁」を謳われた政本尚のショート。選ぶ用具も弾み抑えめのものかと思いきや、むしろ真逆。泣く子も黙る10mm単板のパワーモデルに秘められた、ペンドライブ型のプライドとは?
破壊力でショートを生かす
最強・最速のラケット
「まさかショートマンがこれ使うとは思わないでしょ」。マスターズで9回の優勝を誇る政本尚は言う。厚さ10㎜の桧単板『柳承敏G−MAX』に『テナジー05』の特厚。総重量は142グラムに達する。
政本のブツ切りツッツキ、堅固なショートは、まさに至高の名人芸。しかし、守るだけのラケットでは怖さがない。小技を生かすための大技、3球目のパワードライブを兼ね備えた「怖い」ショートマンになるため、あえて超攻撃的な用具を選ぶのだ。