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社員数315名。ヨーラを買収し、大きく発展させた男、リチャード・リーとは何者なのか

卓球王国独占インタビュー[リチャード・リー ヨーラCEO]vol.1

2024年東京の有明テニスの森を訪れたヨーラCEOのリチャード・リー氏

リチャード・リー  Richard Lee JOOLA CEO USA
1978年、アメリカ生まれ。ジョンズ・ホプキンズ大学を卒業し、2006年にヨーラ社のアメリカ代理店を始める。2022年からは卓球に加え、ピックルボールのビジネスをスタートさせ、ヨーラ社は300人を超える社員を雇用するまで成長している。

Interview by

今野昇Noboru Konno

卓球を始めたのは12歳の頃。ジュニア時代にはアメリカでいくつかの全国大会で優勝しました 

ドイツの老舗卓球メーカー、かつては世界選手権の用具スポンサーになっていた「ヨーラ(JOOLA)」社だが、アメリカのヨーラ代理店の社長だったリチャード・リー氏が2019年に買収し、新しく生まれ変わった。
最近は卓球だけではなく、「ピックルボール」というアメリカで大人気の新スポーツで高級カテゴリーのNo.1ブランドになり、315名の社員を有するスポーツメーカーになっている。
12月に東京・有明でピックルボールの競技会があり、来日したリチャード・リー氏にインタビューを行った。

◇◇

●−まずあなたのバックグラウンドを教えてください。
リチャード・リー(以下RL) 両親は台湾出身で、ぼくはアメリカ生まれです。卓球を始めたのは12歳の頃で、少し遅めでした。アメリカでは卓球はあまり人気がありませんが、コーチに出会い、トレーニングを始めました。ジュニア時代にはアメリカでいくつかの全国大会で優勝しました。14歳以下、16歳以下、18歳以下、そして22歳以下でチャンピオンになり、その後大学に進学しました。

また、久保真道(現ヨーラジャパン社長)さんとも卓球をしてました。同じクラブで同じコーチでした。ジュニアナショナルチャンピオンでしたが、国際大会には小さい大会に数回出ただけです。当時はITTF(国際卓球連盟)がジュニアプログラムを全世界に展開する前だったので、ジュニアの大会はほとんどありませんでした。

●−大学(ジョンズ・ホプキンズ大学)に行っても、卓球を続けていましたか?
RL 大学に進学しましたが、アメリカには大学卓球のシステムがありませんでした。それで、ぼくと他の卓球選手たちで「全国大学卓球協会(NCTTA)」を立ち上げました。これが始まりの時期で、今でもその協会は運営されています。

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