水谷、吉村は口を揃えた。「日本代表全体に危機感を感じてます」。どっか、おかしいぞ、日本の卓球
【アーカイブ】全日本チャンピオンインタビュー 石川佳純「初めてケガで試合に出られないことも経験したし、そこから学んだことも多かった」
卓球王国2016年4月号掲載
写真=江藤義典&奈良武 photographs by Yoshinori Eto & Takeshi Nara
強い女王だった。
全日本選手権で失ったゲームは3ゲームのみ。「石川時代」を印象づける強さを石川佳純は全日本という舞台で見せつけた。6年連続決勝へ進み、4度目の皇后杯を掲げた今大会。2016年という五輪イヤーを石川は見事なスタートで駆け出していった。
interview by
今野 昇Noboru Konno
この1年間は山あり谷ありで、いろんなことを経験した1年でした。
全日本選手権の優勝の余韻に浸る間もなく、ハンガリーオープンとドイツオープンに旅立った石川佳純。リオ五輪に向けて、チームランキングも気になる日本チームに休息はない。
全日本優勝から2週間が経ち、世界選手権日本代表の壮行会の後、インタビューの時間を割いてもらった。4回目の優勝インタビュー。石川からは女王の自信とリオ五輪に向けての決意が感じられた。
♢♢
●ー全日本優勝から2週間経ちました。
石川 大会の2日後くらいに遠征に出発したので、遠い昔のことのようですね。
●ー大会前の調子はどうでしたか?今回は3種目ではなく、2種目のエントリーでした。
石川 調子はまあまあでした。(去年の)3種目はあまりにハードだったので、今回は吉村(真晴)君とも相談して2種目に絞りました。