ロス五輪新種目の「混合団体」。男女格差のない日本は有利。だが、卓球人からは怒りの声が多数

トップ選手が「今すぐにでも使いたい」と言う『スピンサイト』。示されるデータは、選手のメンタルを変える
Text by
柳澤太朗Taro Yanagisawa
「もっとバックを振っていこうと、心理的にプラスになった」(田添健汰)
このスピンサイトは、卓球界の何を変え、誰に恩恵をもたらすのだろうか?
まずはもちろん選手だろう。デモンストレーションに参加した田添健汰選手は、フォアドライブとバックドライブの回転量を計測し、自分のプレーに今までとは違う手応えを感じたようだ。
「ぼくのプレースタイルはフォアハンド重視なんですけど、バックハンドでもそれと同じくらいの回転量やスピードが出せているんだなというのが改めてわかった。もっと振っていこうかなという気持ちになりますし、心理的にプラスになりましたね」(田添選手)
