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卓球マニア養成ギブス[ようこそ卓球地獄へ]用具マニア

卓球王国ブックス「ようこそ卓球地獄へ」<第3章 妄想卓球スパーク!>より <その17>

Text & Illustration by

伊藤条太Jota Ito

用具マニアは、年がら年中ラケットやラバーを替えるのに忙しく、落ちついて技術を習得するヒマなどないのだ

 用具マニアという人たちがいる。卓球の用具に対して並々ならぬ愛情を示し、ラケットやラバーを眺めたり、いじくりまわすことに喜びを覚える人たちだ。もちろん、一流選手にもそういう人たちはいる。齋藤清はラケットに語りかけながら一晩中グリップを削っていたというし、ラケットを抱いて寝た選手の話などはいくらでもある。しかしこれらの選手たちは、あくまで勝つために用具に神経を使ったのであり、けっしてただ用具を愛でたのではない。それに対して用具マニアとは、用具に対する情熱を“結果的に”卓球競技そのものよりも優先させてしまった人たちのことである。

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