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団体戦の戦い方【11のポイント】<前編>

村上恭和監督に聞く 2012・2016年五輪女子団体監督/日本生命レッドエルフ総監督

卓球王国2025年6月号掲載

試合シーズン到来!全国各地で大会が開催され、その中でも熱く燃えるのが団体戦だ。その団体戦での勝ち方を前編として紹介する。1回目は五輪2大会で日本にメダルをもたらした村上恭和氏にオーダーの組み方、戦い方の心得を聞いてみた。

2016年リオ五輪で福原にアドバイスを送る村上恭和監督

●むらかみ・やすかず
広島県出身。1983年世界選手権日本代表。その後、日本生命監督に就任。日本女子代表監督として、世界選手権で数多くのメダルを獲得、2012・16年五輪では女子団体でメダルを獲得

Text by

村上恭和Yasukazu Murakami

●オーダーとは何か
個々の選手の対戦成績など、正しい戦力分析をする
 

 団体戦のオーダーは、まずは自分のチームのメンバーと相手チームのメンバーの戦力分析を正しくできるかどうかがポイントだ。

 自分のチームを少し有利に見立てる人もいれば、悪いところだけ見ていて悲観的に考える人もいる。たとえば世界選手権の団体などは、基本的には5人対5人の戦いで、その中から3人、4人を起用することが多い。まずは、自分のメンバーと相手メンバーの個々の選手が戦った時に勝つ確率が何%あるかどうかを分析する。それが正確でないとオーダーは組めない。過去の対戦成績を調べたり、選手やコーチに聞いて頭に入れておくことが重要だ。

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