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【悩みを自信に変えろ!】18. 試合中に体が動かなくなる……

【勝つためのポジティブ思考法】

〈第18回〉卓球王国2022年6月号掲載

パリ五輪・男子シングルス準々決勝、樊振東対張本智和戦より

Text by

高島規郎Norio Takashima

 試合中、作戦を考えていたら肝心の体が動かなくなり、プレーがダメになって負けてしまう。失敗が続いたり劣勢に立たされたりすると、体の動きが悪くなって余計に失点を重ねてしまう。そうした傾向のある選手にはどのような対策が必要か、考えてみよう。

〈今回の悩み〉

試合中に体が動かなくなる……

CHANGE 1:体を動かすことを習慣づける

 試合中に体が動かなくなる選手は、練習中にもそれほど動いていない可能性がある。ふだんの練習で動かない卓球をするクセがついていると、本番で体が動かないのは当然だ。
 私のある先輩のご夫人は、御年77という大ベテランでありながら、毎回の練習で500本のフットワーク練習を欠かさずに行っているという。卓球はラリーが続く競技だから、足が動かないと勝負にならないということで、そのハードな練習を自らに課しているのだそうだ。
 試合で足が動かないという人はまず、そのようなフットワーク中心の練習メニューを組んでみるといい。最初に行うウォーミングアップ的な乱打の段階から、足や体を大げさなほど盛んに動かして、とにかく卓球は動くスポーツなんだという意識を頭の中に植えつける。
 そうした習慣を身につけてから試合に臨めば、体の動きが止まることは基本的になくなる。そして、試合の中でしっかり体を動かしていくためのカギとなるプレーは、レシーブだ。

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