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中国の卓球界で何が起きているのか。そして日本と中国における「協会会長」の違いとは何か

卓球王国PLUS独占記事「今野の眼」

2008年北京五輪での王励勤。3回の世界チャンピオンを達成した名選手、46歳の若さで中国卓球協会会長に就任

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今野昇Noboru konno

将来「馬龍会長」が誕生する可能性も示唆

4月23日に発表された「中国卓球協会の劉国梁会長退任、王励勤新会長就任」のニュースは、世界中の卓球関係者を驚かせた。
長年、中国卓球界を選手として、そして指導者として牽引してきた劉国梁会長の退任は唐突に思える。

世界王者の代表チームを抱える中国卓球協会と日本卓球協会では、会長選任のプロセスは大きく異なる。
2000年前後からの中国協会の会長を振り返ると、徐寅生氏、蔡振華氏、劉国梁氏が歴任し、今回王励勤氏にバトンタッチされた。
彼らはいずれも国家チームの代表選手であり、団体・シングルスともに世界チャンピオンの肩書を持つ。特に徐寅生、蔡振華、劉国梁の3人は、代表監督を務めた後に会長職に就任している。王励勤は代表監督の経験こそないが、上海市卓球協会会長をはじめ、上海スポーツ界の要職を歴任し、中国卓球協会でも副会長を務めていた。

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