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【団体戦の戦い方〈後編〉】中学・高校のチーム作りとオーダーについて(2)植木大監督に聞く

卓球王国2025年7月号掲載

格上の相手を前にしてもひるむことなく、全力で挑む遊学館高の選手たち。チームの指揮をとる植木大監督は、厳しさの中にも愛情のある指導で選手と信頼関係を築き、全国で勝てるチームを作り続けている。植木監督が語る「団体戦の戦い方」とは。

植木大[遊学館高男子監督 インターハイ男子上位常連校]

●うえき・ひろし

1973年10月17日生まれ、栃木県出身。藤岡高から中京大に進み、大学卒業後に遊学館高の教員となり、卓球部の指導をスタート。礼儀を重んじる指導をモットーに、豊富な練習量で中学時代に活躍できなかった選手を数年で全国レベルに育成するなど、指導力の高さを見せている

POINT●その1

団体戦で勝つために必要なことは何か ─チーム全体が同じモチベーションとベクトルで試合に挑む─

 中学、高校の団体戦で勝つために必要なことは、試合に出る選手の能力や技術レベルはもちろん重要になりますが、それ以外の要素として、「チームの雰囲気作り」が非常に大切だと考えています。

 プロ野球やサッカーのJリーグではサポーターの声援を背にしたホーム戦が有利になりますが、遊学館高ではどの会場でも応援の力によってホーム戦になるように心がけています。レギュラーだけが試合をするのではなく、ベンチの控え選手、観客席の生徒の応援も含めて、チーム全体が同じモチベーションとベクトルを持って試合に挑むことが、団体戦で力を出すために大切になってくると考えているからです。

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